約9年5店舗ホスト勤務

ホストクラブの内情話です。

売掛

 

はじめましての方は、はじめまして。

そうでない方は引き続きよろしくお願いします。

 

わたくし、ひょっとこ万次郎と申します。

 

さて今回は売掛のお話しです。

お客さんにとっても

ホストにとっても

店舗にとっても

ハイリスクな制度。

なんでこんなんあるんやろ?とか

あんなところやこんなところまで

お話ししていきます。

 

 

お客さんの場合

 

売掛=借金

これを以前ブログで書きましたが

借金は返さなければいけないことですよね?

 

でも

法律を使えばホストの売掛は

払わなくていいかもしれません。

ホストや店舗がお客さんを

恫喝に近いかたちで

売掛を回収することがありますが

これに怯んで払ってしまうパターンが多いです。

恫喝、恐喝は立派な犯罪ですからね。

公共の場でないところで売掛回収用の

書類にサインしてもその書類に効力はないですし。

 

ホストと縁を切りたかったら

不服だとは思いますが

売掛を完済してから連絡先を消して

そのホストと会わない場所にいくしかないです。

会えばまたハマる可能性ありますからね。

 

売掛を未然に防ぐこともなかなか難しいです。

割り切ってホストにいってらっしゃるならいいのですが

安易に行くと売掛して普通の空気にながされてしまいます。

ホストに行くときは強い意志を持っていってらっしゃい!

 

 

ホストの場合

 

ホスト側から見ていきましょう。

売掛は自分の売り上げを作るのに

必須項目なのです。

先に売り上げを作って

現金は後から回収。

そして毎日持ってこさせることができれば

毎日指名もつけれるし

毎日顔を合わせて相手の好意をさらに

こちらに向けさせることができます。

 

お客さんの性格によって

売掛の金額も変えていきます。

判断を間違えたり

喧嘩して関係を切られたりすれば

未回収分は自分の給料から引かれます。

 

売掛をするタイミングは

月初め、イベント、締日の3回あります。

 

月初めに大きく売掛をすれば

月末までに回収するだけなので

会う頻度を抑えられる。

そうすれば新しいお客さんに時間が使える。

 

イベントは勢いで売掛をして

やりすぎちゃったね。今月がんばれそう?と

言えばだいたいおkです。

 

締日はお客さんが燃えてくれたりするので

ちょっと楽だったりします。

ナンバー入りたいねんと泣き落としを使うのもあり。

入れなくて悔し涙を見せて

お客さんに「次の月はホスト君に泣いてほしくない!」

と燃えさせることもできる。

ホストはそれを来月の月初めに使えば

来月はちょっと安泰ですね。

 

頻繁に使えるテクニックじゃないので

これも見極めと内勤との連携が大事。

 

ちなみにホストが売掛金額を負担する。

っていうのも店舗側からの洗脳であって、

未回収金を給料から天引きすることは

法律上では認められていません。

なので売掛が残ってるから

辞めさせねぇよ?と店舗が言ってきても

allシカトでいいです。

そんなこと言ってくる店舗は

たいがい違法行為バチバチなので

裁判もおこせません。

 

 

店舗の場合

 

お店は回収の可能性と

現金率を見ていかなければいけません。

店舗を運営するうえで現金は必須。

売掛をさせることに厳しく

絶対に現金(もしくはカード)で

お支払いをしてくださいという店舗もあります。

 

なので

売掛を簡単に容認してしまう店舗は

完全に経営難です。(経験談

ホストを始める男子女性のお客様は気を付けて!

 

売掛をさせる場合は

ホスト自体の売掛回収能力が

どれほど信頼できるのか?

お客さんの職業、性格、飲み方、信頼性を考慮して

内勤が判断していきます。

 

たまにホストが勝手に売掛して

回収しませんとかもあるし

売掛したけどホストが個人的に回収して

お店に売掛金を入金しないということがあります。

その場合ホストはバチボコですけどね。

 

これれは完全に横領なので

ホストが起訴されてもおかしくはないですが

身内のことは身内で処理する。

他店に弱みをつかまれたくない。

と田舎のヤンキーみたいに

世間体と体裁を保っていたいので

そんなことするわけもありません。

ただ殴られるだけですw

 

お客さんが売掛の支払いを拒否し続けたら

住んでいるところまで回収しに行きます。

 

なんで住所を知ってんの!?ですか?

 

実は売掛をする際、裏書というものをします。

伝票の裏面に

現住所、お客さんの電話番号、

実家の住所、実家の電話番号を

(記入内容は店舗によります)

できるだけ売掛をするたびに書いてもらい、

ある程度お客さんの逃げ場をなくします。

 

払わなくてはいけない状況を作るんです。

 

しかもこれを書いてもらえれば

法的効力もでてきます。

 

 

 

さてさて

切れ味悪いですが今日はこのへんで。

結構グロい内容を書いたと思うので

許してやってつかぁさい。

次回もよろしくお願いします。

 

それでは

 

 

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